
宅建試験に合格するためには、「順序」と「復習重視の学習法」が何より重要です。
6月中旬の段階で宅建業法をひと通り学び終えたなら、次に取りかかるべきは法令上の制限です。
この記事では、法令上の制限を学習する人向けに、この分野の特徴と攻略法を解説します。
宅建業法は“完璧”を維持しながら、法令上の制限に進む
ここまで宅建業法を優先して学んできたのは正解です。配点も高く、理解も進みやすい分野だからです。
ただしここで油断しないこと。
宅建業法は「忘れないように維持」しつつ、法令上の制限に着手するという学習戦略が、合格に向けた王道ルートです。
法令上の制限の特徴|ここを押さえれば点につながる!
① 「数字」と「面積」の出題が非常に多い
この分野は、とにかく数字が大事です。
- 開発許可が必要な面積(1000㎡ or 3000㎡)
- 道路の幅員4m未満でのセットバック
- 容積率200%、建ぺい率60%などの計算
など、1㎡・1%の違いで正誤が分かれます。
一問一答やカード学習で細かい数字を毎日反復するのが基本です。
② 条文や制度の内容がイメージしにくい
「市街化調整区域」「特定用途制限地域」など、名前から想像しづらいものが多く、理解が進みにくいのがこの分野の壁。
このため、図解・マップ・動画など視覚的な情報を組み合わせるのが効果的です。
③ 毎年よく似た出題パターン
法令上の制限は、出題傾向が固まりやすい分野です。
過去問をしっかり分析しておけば、「あ、これはあのパターン」と見抜ける問題が多数あります。
✅ 文章が長い
✅ 条件がいくつも組み合わさっている
✅ 「届出先」や「例外処理」を問う
こうした“クセ”に慣れるためにも、過去問演習はこの時期から本格化させましょう。

学習法のポイント|6月中旬以降の学習ルーティン
✅ 法令上の制限は「新規1割」の対象
この分野の学習はあくまで「新規」。
1日の勉強時間のうち、新しい内容は1〜2割程度に抑えてOK。
復習:宅建業法中心(過去問、音読、1問1答)
新規:法令上の制限(インプット+簡単な問題演習)
✅ 法令上の制限の記憶は「イメージ&実感」がカギ
- 用途地域→自分の街に当てはめて考える
- 開発許可→実際に住宅地ができる流れを想像
- セットバック→細い道の両脇の家をイメージ
まとめ|6月中旬からの分岐点をチャンスに
6月中旬時点で宅建業法が一通り終わっているなら、合格に向けた準備はかなり順調です。
ここからは、忘却防止の宅建業法復習+法令上の制限の基礎固めという“二本柱”の学習がポイントになります。
✔ 数字や条件を繰り返し覚える
✔ 図や映像を活用してイメージで理解
✔ 過去問を通じて問題のクセに慣れる
✔ 復習9割・新規1割のバランスでOK
この戦略で、宅建合格にぐっと近づけます。
必ずや一発合格を勝ち取りましょう!
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